32bit OS で、4GByte以上のメモリを搭載する。

32bit OSでは、メモリの搭載上限が4Gbyteと決まっています。ですが、PAE(物理アドレス拡張)を使うと、例えばWindows 2008 Server Enterprise Edition では 64GByteまでのメモリを扱えるようになります。

但し、PAEを利用できるのはEnterprise Edition など上位のサーバOSに限定されているので注意が必要です。

OS毎のメモリ上限は以下のサイトを参照。
Memory Limits
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa366778(VS.85).aspx

PAEはデフォルトでは有効ではないので、以下のコマンドでPAEを有効にします。


bcdedit /set pae forceenable

まとめ

OS全体として扱えるメモリ量の上限を大幅に増やすことができますがプロセスあたりのメモリ上限は変わりません。ターミナルサービスのような、小さなプロセスが大量に動作するシステムで、アプリ上やシステム上の制約から64Bit OS を選択できない場合にPAEは有効な解決策のひとつになります。